【英語の医学論文を読む】ラクして効率よく!時短・省エネ・手抜きの読み方

「英語の論文読むの時間がかかる」

「苦痛」

「読んでもわからない」

「もっと楽して読めないのか」

 

その気持ち、めちゃめちゃわかります。

時間は有限です。

いかに楽して読むか?!

私なりのコツをまとめました。

 

 

 

 

論文の構成を知ると読みやすくなるよ!

 

 

 

 

私の読み方 ↓

 

ざっくり全体→詳細

 

 

論文の構成は、同じ分野であれば一緒です。

何がどこに書いてあるかを知れば、かなり読みやすくなるよ!

 

 

論文の構成

 

  1.  Title( タイトル)
  2.  Authors ( 著者)
  3. Affiliations( 所属)
  4.  Keywords( キーワード)
  5. Abstract( アブストラクト)

 

Main text( 本文)

  1.  Introduction( 緒言)
  2. Materials and methods( 実験材料および方法)
  3. Results( 結果)
  4. Discussion( 考察)
  5. Conclusions ( 結論)
  6. Acknowledgements( 謝辞)
  7. References( 引用文献)
  8. Figures and table captions( 図表のキャプション)

 

 

論文の読み方のコツ!最初から読まない!

 

 

論文は、最初から読まないといけないと思っていませんか?

最初から読む必要はないです!

 

私は、以下の順で読んでいます。

”手抜きバージョン”と”じっくりバージョン”があります。

 

 

手抜きバージョン

Title(タイトル)
 ↓
Figures & Tables(図表。最後についてるやつ)
 ↓
Abstract(論文の要約)

 

 

Title(タイトル)

 

 

まずはタイトルを見て、ざっと何についての論文か把握します。

 

 

Figures & Tables(図表。めっちゃ大事!)

 

 

次に、ざっと図表を眺めます。

文章よりも、図表の方が内容を理解しやすいからです。

図や表にはこの論文で言いたいことが詰まっています!

ここをチェック!!

 

図表のキャプション(見出しや説明)を読んでみよう。

  • どういう実験をして
  • どういう結果が出た

 

簡潔に書いてあります。

 

 

Abstract(論文の要約)

 

 

次にアブストラクトを読みます。

ここで論文の全体像をつかもう!

研究の目的と結果が簡潔に述べられています。

論文で一番大事な部分です。

 

 

じっくりバージョン

”手抜きバージョン”に続き、以下を読んでいく

 

Conclusions(結論)
 ↓
Materials & Methods(方法)
 ↓
Results(結果)
 ↓
Discussion(考察)
   ↓
Introduction(導入。その分野の背景、主流の研究方法など)

 

 

Conclusions(結論)

 

 

著者の結論が書かれてます。短くて読みやすいです。

Results (結果)やDiscussion (議論・考察)の内容が短くまとめてられています。

ここを読んでから結果や考察に戻ると理解しやすいです。

 

Materials & Methods(方法)

 

 

実験や解析の方法が書かれています。

他の研究者が追認試験を行う際に必要な情報が載っています。

最初は何が書かれてるのかわからないと思いますが、同じ分野であれば、だんだん見たことがある感じになってきます。

 

 

Results(結果):FigureとTableに線を引け!

 

 

実験の結果が書いてあります。

図表の説明が出てきます。ここはとーっても大事!

チェックすべき英語は、「Fig. 1 shows ~」、「~ are shown in Table. 1」など。

図表に、この論文で言いたいことが詰まっている

 

図表には必ず番号が振ってあります。

本文中の番号と照らし合わせながら読もう。

 

大切な箇所には線を引いておこう!

後で読み返したときにラクです。

 

こんなに苦労して読んだんだもの、覚えてるだろう、と思っても時間が経つとどこに書いてあったか忘れます。

日本語と違って斜め読みも時間がかかります。

読み返したとき、サッと肝心の部分を見つけられるように、チェックしておこう!!

 

 

Discussion(考察)

 

 

実験や解析の結果をもとに、著者の解釈や議論が書いてあります。

今回の結果がIntroductionで述べた問題をいかに解決したかも述べてあります。

 

 

Introduction(導入。その分野の背景、主流の研究方法など)

 

 

この研究を行うに至った背景および研究の目的が書かれています。

この分野の研究で「わかっていること」「わからないこと」「著者が述べたいこと」を斜め読みします。

 

 

読みやすいところから読もう!全くわからない論文を読むとき

 

 

私が読みやすいところは、

タイトル→図表→アブストラクト→結論

の順です。

 

まっっっっったくわからない論文を読むときはどうする??

 

そういう時は、Statistical analysisから読みます。(あれば)

私は統計解析なら馴染みがあるので、まっっっっったく知らない分野でもホッとするのです。

「おともだちに会えたー」みたいな気分になるのです。

 

あなたの読みやすいところはどこ?

 

 

全部読む必要はない!

 

 

論文は、全部読まないといけないと思っていませんか?

 

そんなことはありません!

 

パラグラフの最初の文章に、著者が言いたいことが書かれています。

それをチェックしよう!

 

まとめ

 

 

英語の論文読むの大変ですよね。

読み方なんて誰も教えてくれない…。

何もかもわからないことだらけで、英語を見ただけでめまいがするほどでした。

私は頭から全部読んでいくというやり方をしていて、すごく苦労しました。

そんなかつての私のような人へ向けて書きました。

諦めないで!

だんだん慣れてくるよ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

ABOUTこの記事をかいた人

主婦起業コンサルタント。二児の母。「好きな時に、好きな場所で、好きなことをする!」がモットー。仕事と育児をバランス良く楽しみたい!福岡出身、千葉在住。 詳しいプロフィール→こちら☆