私のことをよく知ったら、きっとみんな私から離れていくと思う?

大人になって自律自分が真に望むものを選択する自由への欲求が高まります。

自律を妨げるものは全てストレスの元になります。

しかし自律は生存を左右する人間関係、

つまり

  • 親しい気持ちを抱いている相手
  • 重要人物(上司、同僚、社会の権威など)

 

との関係を壊すことなく実現されなければなりません。

幼少年期に自己調整機能が十分発達していなければ、それだけ大人になってからも人間関係に安定性を求めることになります。

そうした依存が大きければ大きいほど頼りとする人間関係が失われたり不安定になったりした時の脅威が増します。

したがって、「主観的及び生理的なストレスの感じやすさは、感情面での依存度の高さに比例するでしょう。

人間関係が損なわれることで生じるストレスを最小限に止めるには、

  • 自立の一部を放棄

することになるかもしれません。

 

しかし、健康のためにこれは勧められません。

自律を失うこと自体がストレスの原因になるからです。

自律を譲り渡すことは、例え

  • 人間関係の「安定」のためにそれが必要であり、
  • そのようにして得た「安定」に主観的に救いを感じたとしても、

やはりストレスを高めます、

私は人に「受け入れてもらう」ために自分の感情的欲求を長い間抑えつけた結果、病気という形でそのツケを払うことになりました。

 

人間関係が損なわれることで生じるストレスから身を守るもう一つの方法は、感情を閉ざすことです。

傷つきやすい人は安全を得るために、他者から身を引き、親しさを締め出そうとします。

この対処法をとれば不安を避けることができ、主観的にはストレスを経験することはないかもしれません。

しかしストレスがもたらす生理的な影響を防ぐことはできません

情緒的親近感は、心理的にも生理的にも絶対に必要なことなのです。

 

周囲の人からの支援は生理的なストレスを軽減してくれます。

 

したがって、大人の場合、生理的なストレスの調整は

  • 一方の皿に人間関係の安定を、
  • 他方の皿に完全な自律をのせた

天秤の絶妙なバランスの上に成り立っています。

 

そのバランスを崩すものはなんであれ、その人がそれを意識するしないに関わらずストレスを引き起こします。

そのような人は、自分の存在をなんとか正当化しようとすることが第二の天性になってしまいます。

そんな性質を「生まれつき」持っている人はいるわけがないのです。

そういう人の心の奥には、自分はきっと捨てられるという思いが常にあります。

そう言う人々は、「私のことをよく知ったら、きっとみんな私から離れていくと思う」と言います。

私自身もそう思っていました。

だから無条件にただ自分にいて欲しいと思ってくれる人がいることがわかると大変驚くのです。

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