抑圧がもたらすストレスと病気とその結果・私の場合

私の病気の一つ、摂食障害は、最新の技術や奇跡の薬ではなく、患者自身の治癒力を高めることが大事だと言われています。

私も主治医に言われました。

「医者が治すんじゃないの。薬が治すんじゃないの。あなたが治ろうという気持ちになることが大事なの。」

 

ネガティブな感情を抑圧すること、例えば喪失による悲しみ、怒り、嫌悪感を無意識下に押し込めるようなことは、じわじわと致命的なストレスを生む出す大きな原因になります。

あまりにも強い感情に圧倒されて、意識することすらできないのです。

意識できなくても、その感情は、その人の生理学には影響を与えます。

 

感情的な体験を避けることで実はもっと大きく、もっと長く生理的なストレスに晒されることは明白です。

 

本人は自分の内側で怒っていることに気づいていないので、ストレスがもたらす結果から自分の身を守ることはいっそう難しくなります。

 

さらに、感情を適切に発散すること自体、ストレスを減少させる効果があります。

泣くとか笑うとか怒るとかですね。

私は苦手です。笑うはできるけど、泣くとか怒るはできません。

 

自分を大事にすることもできません。

私は病気になってもほとんど病院には行きませんでした。

これは母の影響です。

「病院に行くなんて、自己管理のなってないダメな人のすること」という考えのもとで育ってきました。

 

長男を産んでから8年間、毎月頻繁に39度台の熱が続いて大変な思いをしていたのですが、それでもほとんど行きませんでした。

 

立場を変えて考えてみたらどうなるでしょうか?

これが夫や子どもだったらどうするかしら?絶対すぐに病院に連れていったでしょう。

私は自分にだけ厳しい基準を当てはめていたのです。

私の場合、幼い時から「病院になんて行かないで自分で直すものよ」という考え方の家庭で育ったのが大きいと思います。

 

苦痛を人に訴えないストイックな姿勢は、幼い頃に身につけた対処法です。

 

私の気遣いは常に他者にだけ向けられます。

家族のこと、友人のこと、知り合いのこと。

 

自分のことは?

自分のことはどうでもいいと思っていました。

本当に、どうでもよかったのです、自分なんて。

 

子どもあるいは青年期の若者と親との役割逆転は、一時的なものでない限り、親の病理の兆候であるばかりか、子どもの病理の原因ともなる。

「母子関係の理論」より

 

親子の立場の逆転は、子供と周囲の世界全てとの関係を歪めてしまいます。

それはストレスの素因となり、将来その子が精神的あるいは肉体的な疾患にかかる大きな原因となります。

私のような病気の精神的特徴としては、他にも

  • 完璧主義、
  • 自分の怒りの衝動による恐れ、
  • 反抗の否定、
  • 自分が悪い
  • という強い思い込み

などが挙げられます。

 

私は心の中に「しなければならないこと」をたくさん抱え込んできました。

とても大変でした。

 

ノーと言えないのが私の問題なのです。

ノーと言ってしまうと、自分がひどくダメな人間に感じられて、それが怖いのです。

私はそれを埋めるためにいろいろなことをしてきました。

  • 徹夜して24時間働いてみたり、
  • 徹夜して、翌日睡眠時間二〜三時間と言うのを何年間も繰り返してみたり
  • 精神的にもハードな毎日を送ったり、
  • 人の要求にはすぐ答えたり

 

私は小さい頃、周りに渦巻いていた怒りを恐れて暮らしていました。

母の怒り、父の怒り、ピアノの先生の怒り。

何か一つ間違えたらぶたれる、外に放り出される。

泣いて謝ってすがっても家に入れてくれない。

夜だろうが、雪が積もってる中だろうが、両親が気に入らない時はいつでも外に放り出されていました。

私このまま凍傷になるのかなーと思ったことを覚えています。

夜に外に放り出された時は、このまま家を出ようと隠れていました。

 

両親同士の怒りもありました。喧嘩ばかりしている両親でした。

 

そんな中で私はどうすることもできませんでした。

 

私がノーと言えないことの一部には、いつも人の気に触ることを恐れる気持ち、ダメな人間だと思われることを恐れる気持ちがありました。

 

うちの家庭は、いつも怒りが充満していました。

私には耐えられませんでした。怯え切っていました。

一瞬たりとも安心していられないのです。

 

大人になってもそれは変わりませんでした。

特に母のような人にはかなり警戒しますし、父のように体が大きい人にはいつ暴力を振るわれるかわからないと思って、恐ろしくて反射的に身がすくんでしまいます。

 

年齢的に大人になれば誰でも自動的に精神的に独立するわけではありません。

何歳になっても、ストレス要因に対する反応は、その人が愛情を求める気持ちや恐怖や不安にどの程度支配されているかということに大きく左右されます。

 

抑圧された感情はこのように長期にわたって影響を及ぼし、その人の人格形成にも影響を与えます。

 

ここまで読まれた方は、子供が成長して何かの病気になるのは親のせいだという印象を受けたかもしれません。

しかし私はそんなことを言うつもりはありませんし、そのような考え方は科学的な研究成果とも相容れないものです。

 

続きはまた描きます。

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