「私が書いた英語のレポート、内容がわかりにくいみたい」
「読みやすいエッセイの書き方を知りたい」
あんまり学校では教えてくれないけど、日本語の文章と英語の文章では、文章構造がまっっっったく違います。
文章を書くときの考え方が違うのです。
例えば、日本語の文章では「起承転結」を大事にしますよね。
英語には起承転結という考え方はありません。
パラグラフ・ライティング(序論→本論→結論の順で段落を分けて書く)
という考え方をします。
聞きなれないパラグラフ(段落)構成。
でもね、これを知ると、とても便利なの!
英語に関するいろんなことが、とってもラクになるよ!
- 読む
- 書く
- スピーチ
- プレゼンテーション
など、英語を使うあらゆる場面で使えるからです!!
もくじ
パラグラフ(英語の段落)構成はこうなっている!
パラグラフの構造は、序論→本論→結論!
1. Introduction paragraph(序論:文章全体のテーマを説明)
↓ ↓ ↓
2. body paragraph(本論:主題、根拠、事例)
↓↓↓
3. Conclusion paragraph(結論:本論の要約、主張を再び述べる)
各パラグラフの中身は、ハンバーガーのようになっているよ
- ガツンと主張
- そのあとに根拠が続く
- 結論でシメ!
上の3つの文章のことを、
- トピックセンテンス
- サポーティングセンテンス
- コンクルーディングセンテンス
と言います。
下で解説していきます。
この形が整ってないと、どんなに正しく書いても、英語の文章として成り立っていないと見なされてしまいます。
私はこれで何度提出し直しになったことか…!みなさんは気をつけて♡
トピックセンテンス(主張)は段落の先頭に
まず主張!
各パラグラフの先頭にトピックセンテンス(主題)をおきましょう。
文章によっては一番最後にトピックセンテンスが来ることもありますが、基本は先頭に書きます。
理由は、
- 主張が分かりやすい
- 説得力がある
からです。
トピックセンテンスは、その一文で段落の内容を説明できる「要約文」!
言いたいことが読者に伝わりやすいように、簡潔な文章にしましょう。
- パラグラフ=段落
- トピック=主題
- センテンス=文章
次にサポーティングセンテンスで詳細・根拠を書く
トピックセンテンス(主題)の後に、書くのは、具体的な説明!サポーティング・センテンス!
- 詳細
- 根拠
- 事例
主張を補足したり、証明したりする文章を書いていきます。
コンクルーディングセンテンス(結論)で主題を繰り返すのを忘れない
パラグラフの最後には「まとめ」の文章を書きます。コンクルーディングセンテンスです。
ここで、突然新しい「結論」を出さないように注意!
トピックセンテンスを別の言い方でもう一度主張するのです。
英語の文章を書くときのコツは「自分が伝えたいこと」を「1つに絞り込むこと」
英語の鉄則は、これ!!
「ワンパラグラフ・ワントピック」(1つの段落に1つの話題)
1つの段落に話題は1つ!
あれこれ混ぜてはいけません。
「結局、何が言いたいの?」
にバシッと一言で答えられるように書くのです!
【私の失敗】日本語の「段落」と英語の「パラグラフ」(段落)の違い
アメリカの大学で英語のクラスを取っていた時、私は日本語の段落の感覚でパラグラフを書いていました。
それでどうなったかというと…
「論理構造が成り立っていない。
文法的には合っているが、文全体として意味が通らない。」
「1つのパラグラフに複数の内容が混ざっている」
と何回も書き直しさせられました…w
ビジネス文書、論文、レポートにおけるパラグラフは、「ひとつの内容を示す」単位です。
パラグラフは単に「読みやすい長さで区切る」のではありません。
ここが、国語の作文で言う「段落」とは大きく違うところです。
- 英語の文章を書くときは、日本語の「名文」は忘れよう。
- 起承転結も忘れよう。
- 英文には英文の構造がある、と英語の頭に切り替えよう。
パラグラフとは、「一つの内容について述べた段落」のこと
<パラグラフの3つの特徴>
- パラグラフの順番はIntroduction→body→Conclusion
- 各パラグラフの先頭に、トピックセンテンスを書く
- 1つのパラグラフには、1つの話題だけ
↓
つ・ま・り
↓
- 各パラグラフの先頭のトピックセンテンスが内容を要約してくれているので、そこさえ読めば中身がわかる
- パラグラフが変わる=トピックが変わる
- パラグラフが変わらない=トピックは同じまま
【メリットだらけ!】パラグラフの考え方は速読にも役に立つよ
パラグラフの考え方は、読む時にも書く時にも役に立つよ!
- 各パラグラフの出だしの文章を読むだけで、内容が把握できる
- 速読が可能
- 重要な情報の見落としがない
- 書き手がどう考えたのか、流れを把握しやすい
トピックセンテンスさえ読めばいいので、一行目を読むだけで、そのパラグラフのあらすじがわかります。
その段落を読んだほうがいいのか、読まなくて良いのかが、即、判断できます。
斜め読みしても、必要な情報を見逃さずにゲットすることができます。
筆者がどのように考えてその主張に至ったのか、流れを追いやすいです。
まとめ
英文には英文の構造があります。
それに沿って書くと、読みやすい文章が書けます
あまり学校では習わないことかもしれませんが、とっっっても大事な部分です。
私は文法よりずっと大事だと思ってます!
- パラグラフの書き方は、序論→本論→結論の順(Introduction→body→Conclusion)
- 各パラグラフの先頭に、トピックセンテンスを置く
- 1つのパラグラフには、1つの話題だけ
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主婦起業コンサルタント。二児の母。「好きな時に、好きな場所で、好きなことをする!」がモットー。仕事と育児をバランス良く楽しみたい!福岡出身、千葉在住。
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