名古屋大学博物館でドローン、クジラの骨などを見てきたよ

初めての名古屋の電車です!ワクワク。名古屋大学博物館に行ってきました。

一階はなくて二階が入り口になります。二階と三階が展示室です。

入り口にでっかいドローンがありました。

下の子供の写真と大きさを比べていただければ、その巨大さがわかると思います。

ダクテッドファン型 垂直離着陸(VTOL)実験機です。

1988年(33年前!!)に開発された世界初の民生用ドローンです。

そんな昔からドローンってあったのですね。

長男がドローン大好きで色々調べていたのですが、これは知らなかったー!

このドローンは滑走せず、その場から離陸と着陸ができる航空機で、無線通信により操縦されました。

ヘリコプターも垂直離着陸できますが、プロペラ(ファン)の部分にカバーを取り付けたことで、狭い場所でも人や物に安全に離着陸することが可能となりました。

さらにプロペラの角度を操作することで、垂直方向だけでなく、水平移動を達成しました。

この実験機の開発当時、農耕地の薬剤散布、大型構造物の検査修理、人が入ることができない災害現場での活動、高いビルへのロープ設置などの実用が考えられていました。

入り口におしえて博士Q&Aがありました。「専門分野についてお答えします」とあります。

こういうのっていいですよね。

読んでいて楽しかったです。

ロボット・セラピー アザラシ型ロボット「パロ」がいました。鳴いています。

「動物ロボ 介護現場で活躍」という新聞記事です。

樹齢約950年の木曽の大ヒノキ。

この標本はヒノキとして最大のものです。過去約1000年間の地球環境の変遷(気候の変動など)が記録されており、学術的にも重要なものなんだそうです。

歯のあるクジラの骨。マッコウクジラの骨格標本がありました。

この部分には「脳油(のうゆ)」と呼ばれる脂肪が詰まっています。

かつて脳油は老ソックや石鹸、薬品の原料として、またランプ用の油や機械油として、盛んに利用されました。

マッコウクジラは歯を持つハクジラの仲間です。

生まれた時は体調

 

体長4メートルぐらいですが、成長すると雄は18メートル、雌は12メートルぐらいまで大きくなります。

50年以上生きると考えられています。

頭が大きいのが特徴で、体全体の1/4 〜1/3を頭が占めています。

全身は灰色です。1000メートル以上の深い海に潜るのが得意で、息継ぎなしに1時間以上も潜っていられます。

主にイカを食べて暮らしています。

展示されている標本は、2009年に名古屋港に流れ着いたしたいを名古屋大学博物館が骨格標本にしたものです。

若い雄で、体長は12メートル、体重は20トンでした。20トンって!!

死因は不明ですが、胃が空っぽだったことから、餌を食べることができずに死んだのかもしれません。

クジラの目の位置まで書いてあった!

「クジラの骨はそっと優しく触ってみてね!」と書いてあります!

クジラの骨触るなんて初めて!

私も触ってみました。ザラザラしていました。

 

クジラのひれ。骨なんですねー。なんの手かと思いました!

 

木曽馬の保存に貢献した「第三春山号」。

木曽馬は本州で唯一の在来馬です。

軍馬生産のため一時期大型の外来種との交配が強制されました。

しかし、1939年種馬統制法により、木曽馬の種雄馬は全て去勢され、木曽馬は絶滅に追い込まれてしまったのです。

戦後、木曽馬復活に向け、純潔木曽馬が探し求められました。

幸運にも神馬であったため去勢を免れた「神明号」が神社で発見され、純潔木曽馬の雌馬「鹿山号」と交配されて、1951年「第三春山号」が生まれました。

「第三春山号」は種雄馬として生育し、生涯に約700頭もの子孫を残したそうです!!

700頭って!!!

馬齢24歳(人間で言う70〜80歳ぐらい)の時、老衰による骨軟化症や黄疸を発症していたため、安楽死処分となり、名古屋大学農学部において学術解剖に付されました。

「第三春山号」の骨格は研究用標本として、名古屋大学博物館に保管されることになり、剥製標本は、木曽馬復元の標準典型とするため、長野県木曽郡開田村の郷土館に保管されています。

それでここに「第三春山号」の骨格標本があるのですねー!

1992年、わが国はつの宇宙科学実験がスペースシャトル「エンデバー号」で行われました。

「宇宙空間における視覚安定性の研究」は名古屋大学の宇宙医学実験センターが中心になりました。

その時開発されたのが「全周体位傾斜装置(ぜんしゅうたいいけいしゃそうち)」です。

この装置は、座席に固定された人の眉間を中心に360度体を回転、固定することができます。宇宙飛行士の毛利衛さんは、この装置を使って視覚の実験を多なっています。

この装置をはじめ、名大の実験センターでは、宇宙空間がヒトの体にどのように作用するのかを探求しました。

ぐるぐる回転しています。

サブミリ波望遠鏡。

なんてん2の電波望遠鏡ドームの最大の特徴は、昼間でも観測を行うことから、サブミリ波帯の吸収が少ない素材(ゴアテックス)を用いたゴア幕でドーム開口部を覆い、太陽光を遮断する必要があります。

本ドームは世界で初めてゴアッテクス幕の開閉を可能としたもので、ドーム開口部の中にゴアテックスを貼った枠をスライドする機械を設けた独創的なスタイルです。

電波望遠鏡「なんてん2」模型。

「なんてん2」は、名古屋大学が南米チリの標高4800メートルのアタカマ高地に設置した電波望遠鏡です。

2006年に本格的な観測が始まり、星が誕生しているところや私たちの銀河中心部、そしてそこにあるブラックホールについて観測しています。

白亜紀の巨大アンモナイト!本当に巨大!

モササウルスはアンモナイトが好物だったらしいけど、こんなに巨大なのも食べてたの?それともさすがにこれは食べられない?などと話しながら見ていました。

国内最大級!

それ以上に注目すべきことは、ラペットと言う殻の最後の部分まで綺麗に残っていることです。

レバノンの魚類、甲殻類化石群。白亜紀中期、約1億年前!!

中東のレバノンは見事な化石が産出することで有名なんですって。

よくこんなに綺麗に残ってたなあ。

エドモンとサウルスの骨の顕微鏡写真がありました。

石炭紀の大森林を作った植物たち。シダ植物です!

こんな昔からあったんですねー。

ウミユリの化石。これどうやって掘り出したんだろう!!苦労が偲ばれます。

このユリの花みたいな海の生き物は現代でも生きているそうです!

ウミユリを上から見たら、ヒトデ、ナマコ(顔を正面から見た図)、ウニ(トゲトゲをとって上から見た図)の仲間とはっきりわかるそうです。ヒトデのように5つに分かれた体を持つ生き物の仲間なんだって!

ジュラ紀のゾルンフォーフェン石灰岩の化石。

 

古生代の重要な海洋動物メンバー。腕足動物。

二枚貝に似て二枚の殻を持っていますが、全く異なる動物で、殻の合わさる付近から肉茎という足のようなものを出して海底に付着し、プランクトンや有機物を濾し取って食べていました。

クジラの骨がよかった!!

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ABOUTこの記事をかいた人

主婦起業コンサルタント。二児の母。「好きな時に、好きな場所で、好きなことをする!」がモットー。仕事と育児をバランス良く楽しみたい!福岡出身、千葉在住。 詳しいプロフィール→こちら☆