国際宇宙ステーション(ISS)のトイレはどうなっているの?

岐阜県かかみがはら(各務原)市にある、「かかみがはら航空宇宙博物館」に行ってきました!

1階は飛行機、2階はロケットや人工衛星の展示がありました。

 

宇宙にいる時、トイレはどうするんだろう。みんな気になりますよね。

ISSのトイレ。

国際宇宙ステーション(ISS)にはアメリカの区画とロシアの区画があり、それぞれ一台ずつトイレが設置されています。

どちらのトイレも本体はロシア製ですが、アメリカ区画のトイレは水再生システムに接続されています。

尿は電気掃除機のホースのようなもので吸い取り、22リットルの汚水タンクに貯められます。

汚水タンクがいっぱいになると、ロシア区画のトイレはISSに結合しているプログレス補給船に運び込み、アメリカ区画のトイレは、水再生システムに送って飲料水などにリサイクルします。

大便をする際には、便器の内側に小さな穴が多数開いたパックを装着し、そのパックの中に便が回収されると、パックのゴムが自動的に閉まります。

その口を塞いだビニールパックをアルミ製の固形物排泄物タンクに押し込んで、新しいパックを散りつけます。

トイレ

尿吸引カップ

国際宇宙ステーションの個室です。

部屋には寝袋(固定しないと体が浮いちゃうからね!)、コンピューター、タブレットPCなどがあります。

コンピュータは二台あり、一台はインターネットアクセス用で、もう一台はスケジュール管理や業務手順の確認などに使われており、インターネットと分けて使用することでコンピュータウィルスの侵入を防いでいます。

また、タブレットPCはニュース、好きな映画や音楽を再生するために利用されています。

自律移動方船内カメラ。

カメラを搭載した球体ドローンです。宇宙飛行士の作業を軽減するために開発されました。

船内保管室

ロボットアーム制御ラック

保管ラック

多目的実験ラックとワークボリューム

タンパク質結晶生成装置

細胞培養装置

冷凍・冷蔵庫

「きぼう」の暖簾

アメリカの実験ラック

ワークボリューム

匂配炉実験ラック

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館、愛称「空宙博(そらはく)」のアンバサダーの宇宙飛行士・山崎直子さん。

国際宇宙ステーション(ISS)でも1日は24時間。

約90分で地球を一周する国際宇宙ステーション(ISS)では90分ごとに新しい「日の出」が巡ってきます。

しかし、ISSでも1日は24時間と決められています。

宇宙被告氏も。体は24時間サイクルに慣れており、また地上の管制官とのやりとりでも混乱が少ないメリットがあります。

「時計」はグリニッジ標準時に合わせてあります。

 

宇宙服と宇宙遊泳噴射装置。

スペースシャトルの船外活動用に開発された宇宙服で、現在の宇宙服は1981年からシャトル計画で導入されました。

宇宙飛行士の呼吸を維持し、真空、熱、寒さ、宇宙線(放射線)などの過酷な環境から体を守ることから、小さな宇宙船とも呼ばれています。

アポロ時代には、宇宙服の着脱に一名のアシスタントがついて30分を要していましたが、この宇宙服は一人で5分もあれば着脱できるように改善されています。

昔は30分もかかっていたんですねー!今は5分!それでも5分もかかるんだ。

宇宙遊泳噴射装置は窒素ガスを噴射し、宇宙空間で自由に活動するためのものです。

現在、各国で新しい宇宙服を開発中です。

 

スペースシャトル。地上と宇宙を何度も往復し、宇宙を身近にした往還機。

日本人の歴代宇宙飛行士がずらりと並んでいて、壮観でした。

超小型人工衛星

自分専用の人工衛星を持てる日が来るかも!

これまでの人工衛星は国や通信会社などが打ち上げる特別なもので、長い開発期間と大きな開発費が必要でした。

しかし、部品の低コスト化と高性能化が進んだ結果、短期間で安く開発できる超小型人工衛星が登場してきました。

開発コストが大幅に下がることで人工衛星の活用分野が大きく広がる可能性があります。

日本では2003年に東京大学と東京工業大学が10cm角のキューブサットの軌道投入に成功。

近年では民間ベンチャー企業の参入が進み、宇宙ビジネスの新分野として注目されています。

この超小型人工衛星 CUTE-Ⅰは、大きさ10cmの立方体で重さ約1kgの超小型人工衛星です。

JAXA筑波宇宙センターの13mφスペースチャンバー

「こうのとり」初号機の本体部分(電気モジュールと推進モジュール)の熱真空試験の様子

金色のところがサーマルブランケット。

過酷な温度変化から人工衛星を守る「断熱服」。

宇宙空間にある人工衛星は直接太陽の光に照らされる部分の温度は100度以上、日陰の部分は逆にマイナス100度以下にもなるという過酷な条件に晒されています。

サーマルブランケットは人工衛星の内部の機器が壊れないように太陽からの熱が衛星内部に侵入することを防ぐたえの膜で、極めて高い断熱効果を持っています。

膜は銀あるいはアルミニウムを装着した薄いプラスチックフィルム「カプトン」(厚さ10〜20μm)と紙のような網状の繊維「ダクロン」を交互に10層から20層も重ね合わせた構造になっています。

μm(マイクロメートル)は1mmの1000分の1です。

 

JAXAによる人工衛星打ち上げの歴史がありました。

こんなに人工衛星あったのね!

私が人工衛星柄のマグカップを買ったきっかけです。

天井についてる銀色のも人工衛星だったはず。

1階の展示を2階から見たところ。飛行機のそれぞれのパーツがどのような動きをしているのかなーと考えながらみました。

シアターで飛行機の歴史や宇宙開発に関する映画を3本見ました。

 

これはロケットが発射した後、パカッと開いて分離するもの。

発射するまではしっかりくっついていなければならず、その後はすぐに分離できるようにしなければならず、相反するものを作るのは相当大変だったようです。(シアターで見ました。)

 

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主婦起業コンサルタント。二児の母。「好きな時に、好きな場所で、好きなことをする!」がモットー。仕事と育児をバランス良く楽しみたい!福岡出身、千葉在住。 詳しいプロフィール→こちら☆