「どこにも居場所がない」
「所属感が欲しい。どこにも所属していない不安定な気持ち」
「どこに行っても、何をしてもいつもひとりぼっち。孤独」
そんな悩みを抱えていませんか。
私は夫の仕事の都合でアメリカに行った時、まさにこんな気持ちを抱えていました。
友達もいない、知り合いもいない、夫は異国での仕事に邁進している。
日本にいる友人や知り合いはみんな順調そう。
私は糸の切れた凧みたい。この先どうなるのだろうかと不安。
英語はできるけど、ネイティブとは程遠い。
日本語で話すようには話せなくて、赤ちゃんになったよう。
友達が欲しい。知り合いが欲しい。
子供がいる人は子供同士のつながりがある。
職場に日本人がいる人はそのつながりがある。
でも私には何もありませんでした。
私は自分の居場所のなさ、所属感のなさにかなり辛い思いをしました。
人とのつながりが欲しくて、例えばボランティアなど、何かしたいと思っていましたが、その活動をどうやって見つけたらいいのか、方法すらわかりませんでした。
- 転勤などで環境が変わり、慣れない土地で居場所がないと感じる人
- 寂しさを埋めるために何かをしても孤独な人
- どこに行っても、自分の居場所はここじゃないと感じる人
- どこにいても場違いな気がする人
もくじ
居場所のなさは自分の心が作っている
例えば、子供の幼稚園のイベントに行ったけれど、親同士の空間に馴染めない。
職場に馴染めない。
この考え方は、自分の価値を相手にゆだねる生き方です。
まるで、その人の言うとおりにしないといけないかのよう…
他人の評価で生きることになる…
これほど辛いものはありません。
居場所の有無を他の人が決めているような、自分にはどうにもできないという感じがしてしまいます。
人が自分のことをジャッジしているような感じ。
自分はどうにもできないという無力な感覚。
自分はダメな人間だという感情が出てきてしまいます。
居場所は自分の心が作る:本来の自分を受け入れる
居場所がないと思う時、あなたの目は他人に向いています。
居場所のなさに悩む時こそ、自分の内面としっかり向き合う時なのです。
実は、今がチャンスなの!!
居場所感は、本来の自分を受け入れることで得られます。
本当の自分はこんなんじゃない、もっと〜なはず、など思うかもしれないけれど、
「これが今の私」
と認めることです。
ありのままの自分では居場所がないと思うから、外見や言動を取り繕う。
けれど、それでは虚しさは変わらない。
外側だけ取り繕っても、内面のつながりがないと、余計辛いだけですもんね。
本来の自分が気に入らなくても、いろいろあって今はそれが精一杯の自分なんだ、と認めて受け入れよう。
居場所がないと思う自分も受け入れよう。
難しいけれども。
すぐにできなくても、頭の片隅に置いててください。
居場所のなさを感じたら:人にまず与える
例えば、「優しくして欲しい時は、人に優しくするといいよ」って聞いたことありますか?
優しくすることで、自分も温かい気持ちになり、優しい気持ちになるんですよね。
それと同じです。
居場所がないと感じたら、人に居場所を与えよう。
私の場合は、ブログでした。
自分が見知らぬ土地で一から生活を立ち上げている様子、買い物の場所、お勧めの観光地、便利なグッズ、オススメの旅行先、そこへの行き方(混まないルートなど)、そこでオススメのレストラン、あとは日常のことなどを書いていました。
書くことで次に来た人の役に立つ、そこに住んでいる人の役に立つ。
また、コメントやメッセージで交流し、同じような環境の方と出会うこともできました。
見知らぬ誰かに自分の知識や体験を分け与えることで、自分の居場所を感じることができました。
他には、大規模なパーティーにお呼ばれしたときに退屈そうにしている人に話しかける、というのも、人に居場所を与えることになり、自分も居場所を感じることができました。
まず人に与える
居場所のなさを感じたら:今に集中する
何かに集中しているときは、居場所が「ある」とか「ない」とか考えませんよね。
趣味でも仕事でも、「今」に集中してみよう。
私は期限付きの滞在だったので、楽しむ!と決めてあちこち観光することを楽しんでいました。
バレエを習っていて、その時間はまさに「今」に集中していました。
今に集中する
居場所のなさを感じたら:目的を持つ
私の目的はこんな感じ。
- 異国に暮らすことを楽しむ
- あちこち観光する
- 英語を勉強しに図書館のESLに通う
- 英語を勉強しに近所の大学に通う
- 日本ではできなかったこと、就職のためでも勉強のためでもない、好きなことをやるために大学で芸術の授業を取り、バレエを習う
- 大学で舞台の特殊メイクのクラスを取る
こういうことを始めてから、居場所感のなさはだいぶ減ったように思います。
目的意識を持つ
居場所のなさを感じたら:できないことに焦点を当てるのはやめる
私の周りは英語ネイティブだらけで、特に10代の学生の英語はものすごく早口。スラング多用。
夫の仕事関係の付き合いでも思ったように言葉が出てこない。
「英語できる人」だった私ですが、会話についていけなくてすごく悲しい思いをしました。
言葉がすらすら出てこないことで、コミュニケーションがスムーズにいかず、赤ちゃんになったような気がして、劣等感を抱きました。
周りに日本人が一人もおらず、日本語でしゃべりたいー!!!と何度も思いました。
でも、相手はその言語の中で生まれ育った人で、私よりできるのは当たり前。
それに、言葉はツール。
肝心なのは話す内容。
そこにフォーカスするのはやめました。
例えば、日本語を話すからって日本人全員と気が合うわけじゃないですもんね。
そういう時、私はこうしました。
- 私はここに何しにきてるんだっけ、と最初の目的を思い出す。
自分の人生を英語ペラペラになることに捧げるのはやめました。
- できないことにフォーカスしない
- 目的を思い出す
居場所のなさを感じたら:役割を決める
ボランティアや、子供の保育園の役員など、自分に役割があると、居場所のなさを感じることが減ります。
私は大学で日本語の授業でアシスタントをしたり、現地の日本人向け幼稚園のボランティアをしたりしました。
そのような役割があると、「自分はここにいていいんだ」と感じることができました。
これを応用して、役割がない場でも、自分なりに役割を決めておくと、ラクです。
例えば、夫の仕事関連のパーテイーにお誘いされた時。
ホームパーティでさえ、いやホームパーティならともかく、カンファレンスのパーティーみたいな大規模な場所。
とても居場所がなくて、居心地が悪かったです 笑。
専門家でもないし、仕事の話はできないし…。
そういう時、私は、自分の役割を外交官と決めていました。
夫があまり人付き合いが得意じゃないので、そこが得意な私の役割と決めてたのです。
私が決めた役割。
- その場を楽しむこと
- 感じ良くいること
- 一期一会の出会いを楽しみ、人間関係を広げていくこと
- 夫の職場の人がいたら、仲良くなること
私は「楽しい雰囲気を感じさせるのが役目」、と決めて、笑顔でそこにいました。
ひいては夫のためにも役に立ちますしね!
役割になりきると、意外と楽しく過ごせるものです。
役割を持つ
まとめ
居場所がないって辛いですよね。
居場所が「ある」「ない」、それはどうやって決まるのでしょうか。
「人からどう思われるか」を気にしたり、「どう振る舞えば人からよく見えるか」を気にしている時は居場所がない、と感じやすいです。
それらの恐怖から解放され、自分が自分でいいと受け入れること、その時居場所が「ある」と感じることができます。
居場所を作るコツを5つ書きました。
居場所がないと感じているあなたが、楽しい毎日が過ごせますように!
主婦起業コンサルタント。二児の母。「好きな時に、好きな場所で、好きなことをする!」がモットー。仕事と育児をバランス良く楽しみたい!福岡出身、千葉在住。
詳しいプロフィール→こちら☆