「あなたを最高の幸せに導く本」サイマー・ラクシュミ・デヴィ著を読みました。
感情を抑えないで素直に出そう、あなたを愛しているよというメッセージが伝わってくる本でした。
印象に残った部分を書いておきます。
子供はしばしば、親にエネルギーをあげてしまうことがあります。
いつも大変そうなお母さんを喜ばせたい。可愛がってほしい。
いつも怒っているお父さんになんとか笑っていてほしい。
お父さんとお母さんに喧嘩をしてほしくない。
家の中が平和になってほしい。
なんとか親を喜ばせようと、なんでもするのが子供です。
喧嘩をしている両親を見ると、自分のせいだと罪の意識にさいなまされる子もいます。
こうして子供は、自分が持っている喜び、楽しさ、嬉しさ、無邪気さ、純粋さ、子供らしさ、遊び心といった純粋なエネルギーを親のために手放し、感情を無くした大人に育ってしまうのです。
親に喜んでほしいという切実な願いが、その子を不幸にしてしまう。辛いことです。
あなたがもし、笑えない、楽しめない、素直になれないのなら、子供の頃、それを全部親にあげてしまったからです。
今からでもそのエネルギーを取り戻すことができます。
「自分の親が好きになれません。親子関係がうまくいかないから、結婚もできない気がします」
こういう声を聞くことが珍しくありません。
親子は人生で最初に出会う人間関係。
「母に愛してもらえなかった」
「父はよく私を殴った。怖かった」
「父にいつも「お前は価値がない」と罵られて育った。
「優秀な姉と比較されてコンプレックスの塊になった。」
子供として「父が嫌い」「母が嫌い」というむき出しの怒りが出てくるかもしれません。
自分でもびっくりするほど強い感情かもしれませんが、そういう気持ちを抑圧せずに、自分で認めて、受け入れてください。
その嫌い、苦しい、自由にしてほしいという気持ちを持って良いことを知ってください。
そして、それをずっと我慢してきた自分に、その気持ちを感じることを許してください。
自分の気持ちに素直になることができたら、自分のハートと気持ちが感じられるようになります。
親に対してそんな気持ちを持ってはいけないと、自分の気持ちをもうこれ以上否認しないでください。
そういう気持ちを認めて、受け入れていくことでどんどん自分が軽くなっていきます。
そして、やがては受け入れられるようになります。
怒りや悲しみといった感情を100%味わい、観察する。それが感情を浄化して手放す基本的なやり方です。
自分の中に潜んでいる感情を把握できずにいれば、潜在意識からいつ飛び出しても不思議ではない状態であり、さまざまなトラブルを招き、自分や人を傷つけてしまいます。
子供を自由にしてあげましょう。
子供を愛するときは、いつか家から出られるように愛してあげましょう。
子供達も自由、母である私も自由。
というふうに私も育てたいなと思っています。
著者がいうには、「日本人は人の目を気にするあまり、我慢して、感情を抑圧し、蓋をしてしまう国民性だと思います。」だそうです。
ワークに小道具を使うのですが、日本で使うのは目がいっぱい描いてあるお面です。
これは、人にどう見られているか、世間を気にする感情を象徴するお面ですが、大半の日本人はそのお面を見ると、「あ、私は人の目が怖いんだ。いつも気にしているんだ。」と気が付きます。
「傷ついて怒っているけれど、顔に出したら嫌われる。」
「私は楽しくないけれど、みんなが楽しそうにしているから笑っておこう」
こうして周りに合わせて感情表現を抑えていませんか?
我慢を続けていると、次第に麻痺してきて、感情が感じられなくなります。
自分を抑えるのはやめましょう。
我慢はもうやめましょう。
人の目を忘れて、思い切り自分の感情を素直に感じてください。
主婦起業コンサルタント。二児の母。「好きな時に、好きな場所で、好きなことをする!」がモットー。仕事と育児をバランス良く楽しみたい!福岡出身、千葉在住。
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