親に全てを支配され、常に批判され、めった打ちにされた私。
自尊心というものがなく、自分というものを持てなかった私は、ついに病気になりました。
摂食障害です。
それと鬱状態。激しい不眠。
私の場合は過食症で、過食嘔吐がひどく、多い時は1日10回ぐらい大量に過食しては吐いていました。
自分が嫌で嫌でたまらなくて、そんな自分を吐き出したかったのです。
他のことは何もできませんでした。
こんな自分いらない。
自分を傷つけることが好きでした。
今でもそうです。
死とスレスレのところにいるのが好きです。
その瞬間だけ、生きているって感じがするのです。病んでるなあ。
嘔吐は苦しいです。私は吐くのが苦手で、簡単には吐けません。
吐くときは、目が血走り、顔の毛細血管が切れてブツブツと顔一面に内出血の斑点が浮き上がり、涙がぼろぼろこぼれ、鼻水はずるずるです。
喉から血がバッと出てきて、吐いたものが真っ赤に染まります。
それだけ苦しい思いをしても、ほとんど吐けないことがよくあるのです。
だめだ、太っちゃう、どうしてあんなに食べたんだろう、吐けない、と後悔と焦りでますます息が詰まって苦しくなってきます。
過食嘔吐がひどくて、2ヶ月入院しました。
カウンセリングやアートセラピー、いろんなセラピーを受けました。
入院中は食事を管理されるのですが、食べたくて食べたくてしょうがなかったです。
間食はしてもよかったのですが(というかするように言われてた)、私は入院後半まで太るのが怖くてできませんでした。
大食い番組を見たり、料理の本を読んだりして気を紛らわせていました。
食事のカロリーも自分で選ぶことができ、私は一番カロリーが低いものを選んでいました。
入院の最後の方は一番カロリーが多いもの(と言っても適正範囲)にしていましたが笑。
みんなそうなりますよ、と先生には言われました。
入院前の一人目のカウンセリングの先生は、静かな湖面みたいな印象の先生で、私が言ったことを~ですね、と繰り返す感じで、私にはあまり合いませんでした。
私は自分を理解して欲しくて、アドバイスが欲しかったのです。
その点、主治医の先生は私にぴったりでした。
この先生のところに次男が生まれて以来5年間通っています。
でもなかなか人に心を開けない私は、2年間も無駄にしてしまいました。
自分のことを話すのが嫌で、じっと見られるのが嫌で、一刻も早く診察室を出たかったのです。
「眠れないのでお薬ください」これだけ言って一瞬で診察室を出ること2年間。
何をやってたんだろうという感じです。
過食嘔吐のことも、何年間も言えませんでした。
誰にも言えなかったのです。
やっと告白した時、病気はとてもひどくなっていました。
何かのついでに「私食べると吐いちゃうんですよー」と軽く言ったら、「あーやりそうだねー」と言われました。
それが始まりです笑。
そこから夫にも緊張しながら話しました。
でも実家の両親には絶対に言えませんでした。
2ヶ月入院した時に両親には話したのですが、結局あまり理解してもらえませんでした。
主治医の診察にも来てもらって(母だけですが)、先生からも話してもらったのに。
父は来れなかったので、夫が両親に向けて資料を作ってくれました。
でもあまり読んでもらえず…理解もされませんでした。
そんなものらしいですね。
摂食障害は難しい病気です。
「自分と向き合う」ということを一番必要とする病気だと言われました。
でも、私はそれができていません。
認知を変えるために、認知行動療法のカウンセリングも受けました。
過食嘔吐は少し落ち着きましたが、ちょっとしたきっかけですぐにひどくなります。
今も治療の途中です。
主婦起業コンサルタント。二児の母。「好きな時に、好きな場所で、好きなことをする!」がモットー。仕事と育児をバランス良く楽しみたい!福岡出身、千葉在住。
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