こんにちは。WAKAです。
- 数学嫌いな人〜?
- 算数から苦手だった人〜?
- 統計なにそれ?な人〜?
- 数式見たら鳥肌が立つ人〜?
はーい!私もー!
めっちゃ苦労しました。そりゃもう、涙なしには語れませんw
- キライな人の気持ちがよくわかります!
- 勉強してもさっぱりわからない人の気持ちがよくわかります!
そんな私が、ごくごく初歩のトーケイを解説!
もくじ
統計って何?初歩の初歩をごく簡単に解説!
ここ数年、マニアックな分野であった「統計学」とか「データサイエンティスト」「ビッグデータ」などの言葉をよく聞くようになりました。
統計学が最強の学問である データ社会を生き抜くための武器と教養 [ 西内啓 ]
という本は大ベストセラーとなりました。
統計ってなに?
一言で言うと?
統計とは
- 大量の数値(データ)を扱うための道具
- 判断のモノサシ
ちなみに広辞苑によると、統計とは
「集団」の「傾向・性質」を「数量的」に明らかにすること
だそうです。
よく「統計データ」といわれるものは、たいていは「現状を集計したデータ」です。
例:国勢調査、家計調査、とある病気で亡くなった人の人数、などがあります。
看護師として有名なナイチンゲールは統計学者でもあった!
Florence Nightingale (1820-1910)
- 看護の領域に統計学を持ち込んだ
- イギリス統計学会,米国統計学会の会員
- 数字の処理に対する専門知識があった
クリミアの天使、白衣の天使として有名なナイチンゲールの意外な一面ですね!
統計学は何に使われるの?
医療、経済、政治などさまざま分野で使われています。
- 病気の原因は?
- この治療は本当に効くのか?
- この薬にはどんな副作用があるのか?
- がん予防に効果的な食べ物はあるのか?
- 血圧はどの程度脳出血のリスクなのか?
- 退院後,何に気をつけて生活したらいいか?
こんな時に科学的な根拠(エビデンス)として使われています。
薬の効き目を調べる時にも使われているよ
例えば…
- 風邪を引いた30人が風邪薬を飲んだ
- 翌日には20人が回復、10人は回復せず
↓
- 別の風邪を引いた30人は薬を飲まなかった
- 翌日には10人が回復、20人は回復せず
- この場合、風邪薬は効果があるといえるかな?
- 一見お薬は効いてそうだけど、「偶然」ではないのかな?
- もう一度,「別の30人ずつ」「60人に同じことをしても」、やはり風邪薬は効くのかな?
この疑問に答えるための道具が統計学です!
統計の解析方法には「探索」か「検証」があるよ
突然難しい言葉が出てきたよ!
ただの用語の解説だよ!
- 「探索的データ解析」
手元にあるデータから何らかの仮説を浮かび上がらせること
- 「検証的データ解析」
あらかじめある仮説を手持ちのデータで検証すること
- データから→仮説を見つけるか
- 仮説を→データで検証するか
の違いだよ。
リスクの表現の仕方には「割合」「比」「率」があるよ
「割合」と「比」と「率」ってどう違うのか知ってますか?
日常ではよくごっちゃにされています。
でも、科学の世界では厳密に区別されています。
英語ではこのように言ってるよ。
- 割合:Proportion
- 比:Ratio
- 率:Rate
それぞれの意味は何かな?
広辞苑によると…
- 割合
- 物と物との比。歩合(ぶあい)。比率。
例「五人に一人の割合で合格する」
- 物と物との比。歩合(ぶあい)。比率。
- 比
- 同種類の二つの量A,Bがあって,Bが零でない時に,AがBの何倍に当るかという関係をAのBに対する比といい,これをA:Bと書く。
例「比率・比例・昨年比」
- 同種類の二つの量A,Bがあって,Bが零でない時に,AがBの何倍に当るかという関係をAのBに対する比といい,これをA:Bと書く。
- 率
- わりあい。ぶあい。
例「率のいい仕事」「確率・能率・百分率」
- わりあい。ぶあい。
うーむ、広辞苑も混乱しているね。
「割合」と「比」と「率」はどう違うの?
割合(proportion)
- 分子と分母は同じ単位
- 分子は分母の一部
例:
$$\frac{国試受験者(人)}{学科(人)} = 国試受験者割合$$
$$\frac{2017年12月31日時点で糖尿病の人(人)}{2017年12月31日時点の日本の人口(人)} = 糖尿病にかかっている人の割合$$
※スマホの場合は、画面を横にすると式が全部表示されます。
「割合」は、分子が分母に含まれる分数だよ。
例:安打数を打数で割ったものが打率。
「打率」も率ってつくけど、本当は割合だよ。
「有病率」も「率」って言ってるけど、糖尿病患者数を人口で割ったものなので、割合だよ。
比(ratio)
- 分母に分子が含まれず、分子と分母は単位が異なってもよい
- 分子と分母は単位が異なってもよい
- 分母に分子が含まれない
- 率や割合と比べて広い概念
例:男女比、BMI(体重[kg]/身長[m]2)
$$\frac{男性の人数(人)}{女性の人数(人)} =男女比$$
$$\frac{体重(kg)}{身長(m)×身長(m)} =BMI$$
「比」は、分子と分母が別々のもので、それぞれ相手を含まないものをいうよ。
肥満度を測るBMI(体重[kg]/身長[m]2)でいうと、体重(分子)と身長(分母)は別々なもので、お互いを含まない。
それが「比」だよ。
率(rate)
- イベントや反応が起こる強さ・速さを表し、分母に「時間」を含む
- 割合や比より難しい概念!
例:糖尿病発症率、離婚率
$$\frac{新規糖尿病発症(件)}{1年あたり(年)} = 1年間に糖尿病を発症する強さ$$
$$\frac{1組の離婚(件)}{3分間(分)} = 離婚というイベントの起こる速さ(離婚率)$$
※スマホの場合は、画面を横にすると式が全部表示されます。
「率」は、ある現象がどのぐらいの速さで起きているかを測るものだよ。
例:離婚率は単位時間あたりの婚姻数の変化を表しているよ。
まとめ
今日は「統計ってなーに?」っていうのと、割合、率、比について書きました。
悩める統計勉強中の誰かの役に立ちますように。
主婦起業コンサルタント。二児の母。「好きな時に、好きな場所で、好きなことをする!」がモットー。仕事と育児をバランス良く楽しみたい!福岡出身、千葉在住。
詳しいプロフィール→こちら☆